五輪招致・是か非か

2020年の東京五輪招致が決まり、日本中が喚起の渦になった(これは、メディア表現を揶揄しております。)日から1ヶ月半くらいが経過したのでしょうか。そこで今更、こんな話題を考えてみます。私は、ヘソマガリ愛国者であり、地球市民として世界の平等を考える人種ですので、五輪招致などに全く興味が無く、むしろ、産業振興やら観光立国を謳うなら、過去に五輪をやったことのない国がやるべきだと考え、また、世界の一体化への貢献を云々するなら、他にもっとやることがあるだろうという発想なので、ごくごく一部の「五輪招致反対派」でしたし、今でもその気持ちはあまり変わっていません。

「是か非か」をタイトルにつけましたので、反対派とはいえ、「是」から書いてみますと、当然、経済波及効果なるものがあります。多くの皆様(私から見れば国賊)の大嫌いなハコモノ主体の経済発展が何故かこの場合のスタジアム建設等においては良いことと位置づけられますので、当然、経済活動においては大きなレバレッジとなります。また、精神的にプラス思考になるという、これまた愚民を躍らせるには一番便利な事象がこの五輪に加えられております。

反対派ですので、「非」の項目のほうがより多く存在しますが、まず、今時の我が国の多くの愚民は熱しやすく冷めやすいので、7年間ハイテンションを保つことなど不可能です。来年四月に消費増税が実施され、その後の経済の変動に「五輪なんかを承知してしまったばかりに・・」という枕詞がついたクサレ報道機関の常にアンチテーゼのみを呈する姿が今から眼に浮かびますし、コンパクトに、エコノミーにと謳い続けることにより、ケチくさいハコモノしか考えない行政というこれまた国賊の集団があたかも「皆様のために」と言いつつ碌でもないことをしそうに見えます。また、虚飾の大イベントが我が国にもたらすのは「祭りの後現象」で、2021年以降の我が国の経済が急速に衰退する危険性も孕んでいます。

それにつけても、今年の流行語大賞でもとってしまいそうな「お・も・て・な・し」ですが、そもそも、純粋な大和民族ではない人が、我が国の美しき作法でなく、大袈裟なジェスチャー、しかも御丁寧にも、通常の場ではさほど使われない合掌を以って行ったプレゼンテーションを無条件で美化して報道しているクサレ報道機関には反吐が出ます。これこそが、日本文化の破壊であり、40年ほど前からブラウン管を通じて行われている「一億総白痴化計画」の中の大きなアクションに見えてならない私は・・・やはり、取り残された前時代の遺物なのでしょうか。既に、「ろ・く・で・な・し」のレッテルを貼られていることは自覚しておりますが、小さく街角から吼えておくことにいたします。

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