ステルスマーケティングに洗脳されている方々へ

最近流行の「ステマ」なる言葉があります。ステルスマーケティングというのが「原語」のようですが、つまりは、広告宣伝をあたかも新聞雑誌の記事やテレビジョンの番組のように見せかけていることを主に指しているようです。実際の意味とは違うのでしょうが、そのメディアの皆さんがそういう理解をされているようなので、その「番組型広告」について一言物申すことにいたします。

「どこそこの〇〇を食べたが大変美味しかった」「△△のバッグは使いやすくてお気に入り」のようなことを書いてもらったり、テレビで言ってもらったり・・・それに対して、実際の広告よりは安上がりな報酬を支払っているという話がラジオや雑誌からの情報でありました。しかし、よくよく考えてみれば、確かにブランド名等を露出してもらえば、それなりの効果があるとは言え、所詮は一過性であり、実際にスポットCMや雑誌広告ほどの効果は出ていないでしょう。

とは言え、既に、一般人と呼ばれる方々はその手法にすっかり乗せられているのです。「疑いすぎる」とよく言われますが、大体において、テレビ局が1時間ぶっ通しで「どこぞのメーカーの製品ができるまで」とか「どこぞのレストランの売れ筋ベスト10」などをやって何のメリットがあるのか・・・これは1時間番組全てがコマーシャルメッセージであるということで、局は、相当な報酬をその会社に請求しているだろうと思いますし、雑誌等でも同様に取材の際に何らかの無償供与と「協賛金」なるものを請求しているとしか考えられません。

ただ、ここで問題にしたいのは、テレビ局や新聞・雑誌社ではありません。昔から、短絡的にひとつの情報で物事を判断する人が多かったのですが、現代社会では、その情報量の膨大さに個々の能力がついていかないため、その風潮が更に強くなっていることに問題があるということです。誰某がこう言ったから「参考にする」のは結構ですが、それは絶対的な真実ではないということを踏まえ、自らの五感を使って、事の本質を見極めるようにしないと、マルチ商法や怪しげな宗教の格好のターゲットになってしまいますよ・・・と声を大にして言いたいところです。

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