公務員愛護令

「オマエは経営者だから経費は使い放題だし税金だって取られないで済むし、いいなぁ・・・」と常々ゲッキュウトリの皆様に言われます。経費???それは日々汗をかいて稼いだ金の中からごく一部を指して言う言葉です。税金を取られない???事業者として支払う税金は存在していますし、黒字部分に対してはとてつもない料率の税金が架せられています。ゲッキュウトリの皆様は「オレ達は否が応でも税金を天引きされてしまうんだ」と仰いますが、事業者の大多数は、きちんと申告してそれ以上の納税をしているのです。ごく一部の悪徳事業者による脱税のために全国の真っ当な事業者を悪く言われるのは不本意です。

前段から妙に愚痴っぽくなりましたが、国家なり自治体なりの運営にお金が係るのは当然。そしてそれを調達するのが徴税なのですが、事実上、税収入が全く不足しているのが我が国、そして地方自治体の現状でしょう。その状況は、世帯年収が300万円で、毎月20万円以上の住宅やら自動車やらのローンを支払っている家庭のようなものです。我が国では、さらにそんな家庭が大画面液晶テレビ、全自動洗濯乾燥機、果ては食器洗い機や高性能空気清浄機まで買ってしまっているようなところも見受けられます。

無駄遣いの最たるものは多分、ダメなコームインの給与で、言わば上記のような家庭で高校生の子供達に毎月3万の小遣いを与えているようなイメージを抱きます。公務員の中ではちゃんと仕事をしている人達がほとんどなので、払うべき給与は払うのが当然のことです。これまたごく一部の「働いてもいないコームイン」が脚光を浴びているために、多くのまじめな公務員の方々が苦労されているという事象が陽の目を見ないだけのことです。

公務員は「家庭」にとっては執事か最低でも牧羊犬としての存在なんですから、エサは与えて働かせましょうよ。お父さんの昼食が280円の牛丼なのにペットが一食千円のエサ喰ってる家なんて、日本中に溢れかえっているんですから、そのくらいで驚いちゃいけませんよ。というわけで、働かないコームインは仕分けして、働く人だけにした上で、それでも税収は足りないに決っていますから増税の必要性はありますが、今日のところは、叩かれるだけで苦労している「真っ当な公務員」の皆様にエールを送ることにいたしました。