とりあえず合格の政局

野田内閣が誕生して数日が経過しました。当初、「あいつではダメ」「こいつでは無理」とメディアが騒ぎ立て、本命、対抗がころげ落ち、少々穴馬的に民主党代表になったのが野田さんでしょう。誰がなっても同じと他人事のように言っていた人達も、心なしか、「この人なら」のような評価をしているようです。

ここしばらく、短命な内閣が続き、「日本の総理大臣は誰?」という質問の正答率が相当低下していますが、基本的に、国政を知らずして、「あいつはダメ」「こいつは嫌い」と寝言を言っている斜に構えた非国民がそういう世論を作るからこんな事態になってしまうのです。まずはメディアの言う「支持率」なるものが障氓ュ操作、設定されて発表され、徐々に落としていくことで、その風潮を増幅させています。

ただ、今回は、少々違う感じがあります。出来レースのように与党の代表が決り、結果としてその人が総理大臣になる図式ではなく、今回の民主党の代表選に関しては、それなりの選択肢が存在し、多くの議論が為されたことだけは事実です。そして、「あの人、誰?」のような状態から、いつの間にか第一回目の投票で2位につけ、「プレーオフ」で見事勝利したのが野田新代表です。当然の事ながら、議席数の関係上、それは自動的に総理大臣就任へと流れができております。今までのように、代表選前から「こんなヤツが総理になるから日本はまた悪くなる」のようなゴシップが飛び交っていなかった分のハンディキャップは与えられた・・・ということでしょうか。

そういえば、この「あれ?あれ?」と言っているうちに総理になってしまった人が少々前にもう一人いました。小泉さんという人です。要するに「まさか・・・」で総理になったわけですが、その在任期間はそこそこ長く、5年を超えております。その間、我が国は不況とはいえ、それなりの状態を保ってきました。そして、彼が退陣してから後、バカだ、ダメだ、と言われる人が何人も入れ替わって総理大臣になった結果、今日のような悲劇的国家に成り下がったわけです。ここで言いたい。バカでもダメでも何でもいい。本人の言うように、ドジョウの如き風貌、泥臭い動きに少々我慢をしつつ、しばらく総理をやらせてみませんか?今の我が国は、リリーフできるピッチャーを使い果たしてしまったのですから、もう「これ以下」はありませんよ。それがダメだと仰る方は、今すぐ、自民党でも民主党でも結構ですから、政権を取れる政党で、「主流派」となって、野田内閣を倒してください。

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