心象より真実を大事にしよう〜松本龍 前大臣へ捧ぐ〜

松本龍氏、60歳、この度いきなり「時の人」となられ、9日間で復興担当相なるポストから去られました。世間はその発言を取り沙汰し、「被災地の人の心を傷つけた」と、被災地とは何の関係も無い人達の誹謗中傷により、当初は強気で臨んだものの、そこで世間の眼であるとか、党利党略であるとかの事情でお辞めになられたようです。

ここで、気になったことですが、果たして「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って。」「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ。しっかりやれよ」「長幼の序がわかっている自衛隊ならそんなことやるぞ」これらの発言に何の非があるのでしょうか。逆説的にとらえて考えて見ます。「私たちは知恵を出さないので政府が全て面倒を見てくれ」「大臣如きを客とは思わん」「年長者なんぞクソクラエだ」・・・といったことを全て容認することになります。

実際、震災直後、埼玉県内の避難所のお手伝いをしてきましたが、私達が避難民の方々に対して行った支援活動の中で、「ご自分で荷物を運んでください」と何度も申し上げました。また、避難民の方々は、私達がそう言う前に、自ら動き、作業をしておられました。大臣如きは客では無いのかも知れませんが、本社の役員が支店に来たときに、ゲッキュウトリの皆さんはどういう対応をされているでしょう。「このクソジジィ」と思っても先輩には敬語を遣い、それなりに優遇するのは日本人としての美徳では無いのでしょうか。

「その立場」にある方が言ったからだとか、言い方が悪かったとか、中には見た目が悪かったと仰る方がおられますが、これらの発言が問題であるかどうかは、「根本はどうなのか?」をもう一度考えていただきたいものです。「天は自らを助くる者を助く」「遠来の客には礼節を以て遇する」そして「長幼の序」・・・これらは、全て道徳心として正しい発想です。反論のある方へ申し上げます。是非、私のところへお越しください。まずは、知恵を出しませんがカネをください。お越しいただいたら、しばらくお待ちいただいてからお相手いたします。そして、私より年長の方であった場合は「タメグチ」以下の言葉でお相手いたします。そんな言葉尻の掴み合いではなく、松本氏にはどこまでの能力があって、復興に寄与できたのかを知りたいとともに、その後任の平野ナニガシという人がどれだけのことを為すかを注目したいところです。

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