もしそうだったら怖い政局妄言(第一部・オザワ編)

内閣不信任案が否決され、延長国会が喧しく語られ、結局菅直人さんがとりあえずは8月くらいまで首相の座に残ることがほぼ決定的になりました。別に、首相交代も政権交代も望んでいませんが、あくまでも政局ばかりが目立ち、政策を考えている政治家があまりに少ないことがこの国の先行きに更なる不安を与えます。ただでさえ、震災〜原発とダブルパンチの上に、政局まで重なったらまさに三重苦。もうどうにでもなれ!と叫びたいところもありますが、そうは行かない・・・我々の子々孫々に残すべき我が国の行く末を少しでも「良いもの」にしておきたいものです。

さて、まず、内閣不信任案に関する妄言ですが、あの時点で「間違いなく通る」というイメージがありました。結果は離反者が元の鞘に戻り、一国会で一回しか使えないカードを見事に使わせたのが政権与党でした。このとき、離反するとカンさん一派を脅していたのがオザワさんであり、もし、その100名近いグループが離反したら間違いなく不信任案が通っていた・・・というのが一般的な見解ですが・・・もし、カンさんとオザワさんが水面下で話をつけていたとしたらどうでしょう。「離反のフリをすれば野党はここぞとばかりに不信任案を出してくる。1枚しかないカードを使わせたら、その議決直前に手のひらを反せば否決され、キミの延命は計れる。」とオザワさんがカンさんに持ちかけ、カンさんは不安ながらもそれに乗ったというシナリオは如何ですか?

オザワさんは実に頭の良い方です。ですから、「あと1円でも良いからくれ!」のような発想や、1日でも長くその役職にいたいという欲を自分なりに見直し、「潮時」というところを考えた時、「まあ、そろそろ引退しても良いか」という気持ちになったとしたら、今回の八百長のような動きはカンさんに対する大きな貸しができるメリットがあります。更に、マツキさんのように、不穏分子であろうと思われる連中をここでバッサリ切っておいても大勢に影響は無いとう判断もできます。

さてさて、この「永田町劇場」はこの先どうなるのでしょうか?というのは、メディアの皆さんの楽しみに取っておきます。政治家の大先生方におかれましては、くれぐれも田園調布に家を建てることを目標にするのではなく、この美しい国をより美しくして次世代に引き継ぐために汗を流していただきたい・・・というのが一番言いたかったことであります。

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