ブログからフェイスブックやらツイッターやら

世の中、フェイスブックツィッターが大流行の様子です。かく言う私も多少なりともその恩恵に浴しており、離れたところにいる友人知人と旧交を温めあうとか、いろいろな組織の会合・打ち合わせを簡略化するとか、実に便利な存在です。そういえば、震災時にも大分活躍したのがツィッターであったという話も良く耳にします。

元々、インターネットなる軍事的目的で作られた通信手段が一般化されたのが90年代半ばです。ごく一部の人間が細々とウェブという仮想空間の中で現実社会ではできない友達づくりをするようになりました。そして、21世紀に入ると、その勢いが乗数的に強まり、半ば専門家のものであったのが誰でもできる仕組みを提供するようになりました。結果、HTMLを組んで自らのウェブページや掲示板を作成していたものが、誰でも簡単にそれなりのライターとなれるブログという仕組みができました。

ただ、ブログというものはそれなりに文学的表現ができる人がメインで活動して、それなりの主張が多く存在しておりましたが、徐々に言語学的未発達な人種が参入してきます。そして、それなりの長い文章を書くことを忌み嫌い、もっと短く表現したいという衝動に駆られて、フェイスブックなどが、そして、ツイッターなる140字のものが大流行し始めました。ところが、言語学的に未発達な人種が書いている物ですから、実際にその伝えたい情報が、不十分に伝わるようになって来ました。

未発達な連中は、自分の言葉で表現しようと無駄な努力を重ねるので、更に解かりにくい表現を多用するようになります。そして、誤解を招くことが多々発生します。結局、そういう中で、「オレの言いたいことがわからないならオマエとはトモダチじゃない」というイメージが強くなり、また、ウェブ上だけの付き合いであれば、何のしがらみも無く「お別れ」できるというメリットの上で、意志が通じ合える仲間だけのサブ・コミュニティを創り上げていこうとする風潮になりました。何十年か前のように、出会いのチャンスも少なければそういう選択肢が限られていましたが、今では知り合うチャンスがこれだけ多くなったので、決して悪いとは言いませんが、やはり生身の人間と接するテクニックだけは失わないようにしないと・・・果たして、ここで書いている意図を理解してくださる方はおられるのか?と自らに問うた時、きっと「言葉足らず」なんだろうなと、感じてしまう私も言語学的に未発達な人種なのでしょう。

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