内閣不信任案

数時間後に内閣不信任決議が行われるようです。大方の意見は「こんな時に総選挙やらお誕生会やらやってる場合じゃないだろう」といったところでしょう。震災・原発に加えて、これで国民に三重苦が架せられるというイメージが強いのですが、「この内閣では今の事態を収拾できない」という意見も一理あるところ・・・それは個々のお考えに任せることに致しましょう。

私が興味を持ったのは、民主党と名乗っておられる、それも大幹部の方々の一部が、この不信任案に賛成するというところです。実は、「いよいよクラッシャー・オザワ登場か?」というイメージでして、ここで、数十名〜百数十名が民主党を離脱し、新党でも結成する場合、今までいくつかのガラガラポンを目指した道化師達とは違い、実質的な第三勢力が誕生することになります。みんなの党なる方々が「あと一歩、いや、三歩くらい足りなかったけどね」というところで動いていたので、ここで、そういう連中と合流するとなると、現時点での自民党議席数に迫る勢いになるでしょう。

それにしても、相変わらず、共産党社民党の方々は狡猾な動きを見せています。不信任決議に棄権するということは、仮に議決された場合は総選挙につながり、民主でも自民でもオザワでも無い「無党派層」と呼ばれる無責任論者の票を多く集めて議席を伸ばす可能性が高いということですし、否決されれば、議場において「反対!反対!」とだけ叫んでいれば今までどおりの議席が確保されており、その議員さん達も、今までどおりの所得が保障されるわけですので、棄権するのは実に賢い選択肢であるわけです。共産党はそれなりの意図があってのことでしょうが、社民党なる非国民は、与党に捨てられた立場なので、きっとどうでも良いのでしょう。

さて、このままでいくと、不信任が通り、カンとかいう売国奴解散総選挙にするということになってしまいそうです。本当はそうなってほしくはないのですが、それが私達の選んだ衆議院議員の決めたことなら仕方ありません。さて・・・総選挙となると、今度は、更に低投票率の懸念がありますが・・・我が国の国民であるならば、その唯一無二の国政に物申すチャンスです。選挙制度がどうとか、候補者がどうとかではありません。今から叫んでおきます。消去法でもなんでも結構ですから、投票にだけは行きましょう!!