オンカホウとイミョンバク

中国の温家宝首相、韓国の李明博大統領が「偉大なるカン総理大先生様」と供に被災地を訪問したというニュースがありました。「偉大なるカン総理大先生様」が我が国の危機管理欠乏状態という恥を、こともあろうに嬉々として説明しているように見えてしまったのは残念でなりません。

今日はその問題では無く、掲題のカタカナでお気づきの方もおられましょうが、外国人の日本語表記或いは読みに関する違和感をちょっとまとめてみます。私は、日頃の会話で、金正日を「キンショウニチ」、李明博を「リメイハク」と読みます。メディアの方々が「本国の発音により近く」のようなことを言っておられたのがかれこれ十数年前でしょうか、それまでキンショウニチと報道していたものをいつの間にかキムジョンイルと呼び始めたような記憶があります。ですから、その父親「金日成」をなんと呼ぶのか・・・私は「キンニチセイ」以外の読み方を知りません。 (キムイルソンらしいですが)

さて、それでは、中国人はどうなっているのでしょうか?明白ですが、温家宝氏を「オンカホウ」と読んでいるわけです。もし本国の発音により近くするのであれば「ウーチャーパオ」と読むべきだと考えますが、どうやら、中国人は日本語読み、朝鮮人朝鮮語読みにする風潮が定着しているようです。それは「差別」じゃないのかな?と考えてしまいますが如何でしょう。では、周恩来は?・・・ジョウエンライ、毛沢東は?・・・マオツィートゥングと言うのも正直面倒でなりません。

前述の通り、そういったもの全てを日本語読みにしているので、「キンショウニチ」とか「リメイハク」とかを使用しているものですから、会話の中で相手に「それはキムジョンイルのことですね。」などという無駄なやりとりも必要になってきてしまいますが、私は敢えてそれを変えません。先日、J1大宮アルディージャの金英権選手と通訳を通して話す機会があったので、「キンエイケン君」と呼びましたが、通訳を抜きにしても本人は理解していたようです。ここは日本国であり、イルボンでもリーベンでも無いのです。漢字の読み方(ここで漢字という表現をするのも何か違和感がありますが)は、我が国流で、我が国民が理解しやすいように読むことにしましょうよ。もう一度言います。ここは日本国です。どこかの国の属国ではありません。

*文中の「中国語読み」は私の勝手な憶測であり、正しい発音では無い可能性があります。

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