大惨事に思う

この度の地震で被災された方々には心より哀悼の意を表します。仕事中に地震がきましたが、机の上に積みあがった未処理の書類、キャビネットの上の多くのモノが私を直撃。50年以上生きていて、こんな地震は経験したことが無い・・・と思いつつも、仕事場の食器類がいくつか破損し、自らは「痛い」だけで済んだわけですが、その後の報道でとんでもない大惨事であることが徐々にわかってきました。従業員の安否は幸いすぐに確認できましたが、実は5日経過した今でも取引先で連絡がつかないところがあります。

実際に命を落とされた方々、孤立していたり、避難所におられる方々には申し訳ない話ですが、埼玉県は、意外にも大被害を受けておりません。とはいえ、「日常」に戻るのだろうとタカをくくっていましたが、どうやらそうでもなく、また、原発の状況も不安です。

こういうときに、またしてもメディア批判をしたくなりました。やはり、この災害をビジネスチャンスとしてみているとしか思えない発言が多々あります。所詮、テレビ、ラジオは「垂れ流し」ですし、それ以上に欲しい情報に気が行くはずなので、気にも留めずにおられる方の方が多いでしょうが、所詮は評論家大先生、キャスターさんたちの多くは政府批判、企業批判をして自らの所得につなげているようです。

福島の原発が大変危険な状態にあるのは周知のこと。「なになにをしたが効果が無かった」「だれそれの判断ミスである」などと、単なる批判をしている評論家大先生がおられますが、東電の皆さん、政治家の皆さんは最善策を考えつつ、行動しているのです。どこに「原発が爆発すればよい」と考えているバカがいるもんですか!!むしろ、メディアの皆さんの方が、ニュース性のみの理由でそう考えているんじゃないか?と疑いたくなります。そういうことを踏まえて。今後のメディアには、「何故できなかったか?」を問うのではなく、「これから何をすべきか?」を提言する報道を望みます。