平成22年の政局予想

政権交代なるものが行われ、民主党という出来の悪い寄木細工のような新政権が樹立し4ヶ月が経過しました。決してアンチ民主党というわけではありませんが、どちらかといえば自民党寄りの私ですので、そういう表現になります。また、民主党が何故寄木細工か?という質問に対しては推して知るべし。メディアの意見も大同小異といったところでしょう。

常に反体制を標榜したがる我が国のメディアですが、米国メディアの100日ルールに似て非なる恩情でしょうか・・新政権以降、それほど現与党の民主党批判を強くは行ってこなかった様子です。そのためか、過去の自民党政権で、総理大臣が交代すると一時的に上がり、その後数ヶ月で急落するという内閣支持率がさほど下がらなかったような気もします。一説には鳩山総理がご母堂様より毎月頂戴している「お小遣い」がメディア対策費として使われているという信憑性の低い情報もありますが、そんなもので論調が左右されているような国家なら潰れてしまえば良いと考えてしまうのは自虐的過ぎる表現でしょうか。

そのような中、メディアがどう反応しようと、今年の政局予想だけはしてみたいと考えました。そもそも、ここまで民主党が独り勝ちするとは私にとってはどうにも信じ難い国民の投票行動に因るものですので、予想したところで、またしても大はずれとなりかねませんが・・・まず、早ければ1月、遅くとも3月には現総理大臣が退陣に追い込まれるというシナリオは堅いところだと思います。そうならないとしたら、民主党なる政党の自浄意識の欠落、或いは野党各党の腑抜けぶりの露呈ということしか言いようがありません。

そして、総理の退陣に際し、仮に次の総理が「民主党という政党は野党時代に『一総理、一総選挙』を提言してきたので、ここで、解散総選挙により国民に信を問う」という行動に出たとしたら・・・その総選挙では前回同様の議席数を獲得し、磐石の態勢を作り上げることでしょう。ところが、それができず、自民党他、野党が「一総理、一選挙と仰せであった民主党がそれを行わないのは如何なものか?」なる論調を世論にまで育て上げ、解散総選挙に追い込まれたとしたら、自民・民主の拮抗した議席数になることでしょう。私は、後者の状態になって欲しいと心から望んでおります。仮に、前者の状態で解散総選挙となったとしても、良識ある投票行動により、一党独裁や勢いだけの勝ち負けにならぬよう・・・今が我が国の政局の正念場であることは間違いありません。


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