参議院選挙

第21回参議院選挙の公示がありました。121議席を377人の候補者がまさに「奪い合う」ことになります。比例区では定数48に対し泡沫政党も含め159人が立候補しているとの事。また、私が住む埼玉県は定数3に対し7人の候補者が名乗りをあげています。突然の解散で行なわれる衆議院選挙に比較すればそれぞれの候補者には準備期間も充分ありますが、実は政党中心の選挙である以上、それぞれの党意、党略などといったものが蠢く中で、苛酷な戦いでありましょう。

我が国の国民はこの選挙の重要性をさほど感じていないような気がします。メディアに乗せられた野党の方々は「政権交代」という漠然とした言葉で「国民の審判を」と声高に叫びつつも、実質的な改革案は見えず、また、与党は与党でメディアの批判にばかり気になっていて、これまたきれい事を並べ立てております。そして、最大の問題点は「政治家を選ぶための選挙」であるはずなのに、全ての政党が「選挙に勝つための政策論」のみを展開していることでしょう。常々申しておりますが、政治家は「立法」が仕事であるはずで、正しい政策を掲げれば自ずと得票につながるはずなのに、メディアの煽動で単なる人気投票の場と化してしまっていることは嘆かわしいことです。

さて、折角の機会なので、今回の改選121議席に対する大胆予想をしておきましょう。当然、専門家ではないので、単なる競馬の予想に近いもので、一切の責任を負えるものではありませんが・・・自民48(±5)、民主46(±5)、公明13、国民新7、共産5、社民2、といったところです。大方の予想では民主党圧勝なのですが、実はそうでもないのではないか、そして、国民新党という第二の「自称舵取り役」が台頭するのではないか、という・・・あくまでも勝手な予想です。

どこぞの党首さんではありませんからこの予想があたろうが外れようがこのブログを辞めるとか、会社を解散するとかそういった公約はつけません。とはいえ、大事なことは、どこが勝つか以前に投票率なるものがもっと高くなってほしいというのが私の最大の関心事です。投票という唯一無二の参政権を敢えて放棄する国民が半数以上では我が国の民度そのものが世界に恥ずべきものとなってしまいますから。