ボランティアは義務ではない

留学生団体である財団法人エイ・エフ・エス日本協会とさいたま市柔道連盟の役員をし、同窓会関連では、高校の同窓会本体のみならず、地域会2つの事務局幹事をつとめ、更には、地域の社長会のひとつでは事務局を、他の社長会では副会長を拝命しているという、全くボランティア中毒のような人生を歩んでいる日々です。当然、そのうちのいずれからも報酬を得ているわけではなく・・・だからボランティアであるわけです。

さて、ボランティアという行動に対し、昨今ではなにやら世間のご理解が少しばかり得られるようになり、モノズキやバカの類ではなくなりつつあることは喜ばしいことですが、どうやらこれまた過渡期の混乱にあるようで、世間の認識が(「私とは」とつけるべきかもしれませんが)大分ずれてきている様子です。

教育の場において、ボランティアという行動様式を単位として認めるとか、授業の一部で、義務として何かを行なわなければならないようになったそうですが、果たしてこれは本当のボランティアなのでしょうか?ボランティアというものは、その主旨に賛同し、理解しているから行なうものであり、人に強制されてやるものではないと考えてしまうのは私だけなのでしょうか?

私が関わるボランティア団体関連では、多少の不満はあれど、全て「好きだから」やっている人ばかりですし、私自身もそれだけの団体に関わりつつ、それぞれ皆好きなこと、そして、賛同できることであるから参加しているものです。「やりたいからやっている」のがボランティアであり、「やらされている」ものに関してはボランティアと呼んではいけないという定義を有識者の方々には是非、ご賛同いただき、ご理解いただいた上で提唱していただきたいと考えてやみません。