「女性は産む機械」発言

表題のとおり、柳沢厚生労働大臣が「女性は産む機械」と発言したことが毎日メディアで喧しく書きたてられております。謝罪しただけでは足りず、大臣を辞任すべき問題だそうです。なるほど、文面で見ると女性に対して失礼であるとは感じますが、たまたまテレビの報道でその様子を見たところ、はたしてこの発言がそこまで取り沙汰されなければいけないものかどうか、はなはだ疑問に感じました。

柳沢大臣はその発言時には、あくまでも比喩表現として「機械」という単語を使用しており、「と言っちゃなんですが」といったような曖昧なボカシも入れています。更に「ごめんなさいね」といった言葉も付け加えており、決して本心から女性を産む機械だと言っているようには感じられませんでした。(もしかしたら私の感性が異常なのかもしれませんが・・・)

この発言をメディアが捉えて大騒ぎ、そして、存在価値のない政党の女性党首のみならず、本来、アンチテーゼを掲げて与党を糾すべき野党の方々がここぞとばかりに攻勢をかけております。挙句の果てに国会の審議拒否とやらに発展しているわけですが・・・今時、労使間抗争でも見ることが少なくなったストライキと同様で、これは職場放棄以外の何者でもなかろうと考えてしまうのは私だけでしょうか。そもそも、議会への出席をしないのならその分の議員報酬を返納するなり議員を辞職するなりすべきというのが私の考え方で、また、議会でその発言ひとつをめぐって是非を論ずる前に、この国の舵取りのために論戦を交わしていただかなくては何のための国会議員様なのか?・・・

決して「女性は産む機械」という発言を肯定するつもりはありませんが、その話題で持ちきりのメディアといい野党議員といい・・・世の中にはこの発言よりもっと重要な事項がそこここに存在していて、その報道なり解決策なりをすべきではないのか?と腹が立って仕方ありません。