ダイエット

私は身長182cm、体重88kgです。と言うと既に多くの方々は「太っている」という感覚をお持ちになるでしょうし、実際に太っています。そして、多くの人に「痩せた方がいいですよ」なんぞと言われますが、そういう人達とはあまり仲良くなれません。既に交友が深く、私を「デブ」と揶揄するのは何ら問題はありませんが、さしたる付き合いも無い、特にオバサン種族の方々からそう言われることが多いので、最近では「もう少し胸を大きくしたほうが良いですよ」とか「そのお顔は整形したほうが良いですよ」とお答えします。つまり、その「痩せた方が良いですよ」はそのくらいの侮辱に匹敵すると考えるからです。

ただ、私自身は痩せたいなどとはまさにこれっぽっちも思っておりません。学生時代から社会人初期まで一応はそこらの「スポーツが趣味です」と威張っているたかが週末にゴルフの練習場に行く程度の連中とは雲泥の差があるレベルのスポーツ選手でしたし、腹筋は蝉の腹、70kgそこそこの体重で胸囲が125cm、腿周り65cmでした。体重制競技ですからその身体を維持するため、一日何時間ものトレーニングをした上で更に減量をしておりました。

現役選手を引退し、減量の必要性も無く、かといって世間のいい加減なダイエット主義者の皆さんが使うリバウンドなどという現象も起こらず、ごく普通の生活をし、「あるべき姿」の体重になり、加齢と共にいわゆる中年太りを加えたのが現状です。そして、特に体形がどうあるべきとか健康がどうのこうのとか過敏にならず、ごく自然体で生活しておりますが、ここ十数年、これといった病気もせず、血圧も血糖値もその他病気自慢の方々が使うナントカ値も全て正常です。

世間では画一化が好きなので、多くの女性のウェストは自称58cm、体重は48kgといったところで、ボンキュッポンでなくてはならないような強迫観念がオバサンにはあり、70cmのウェストも58cmですし、周りの男衆にも同じことを要求しつつ、男のオバサンが増殖した結果、ダイエットというカルト宗教が世の中を席巻しているように見えてなりません。私は好きなものを好きなだけ喰い、早死にしても見栄えが悪くても全く気になりませんので悪しからず。