タバコの値上げが死活問題の諸兄へ

タバコが値上げになります。タバコそのものが値上げされるのではなく課税部分が増えるわけですが、まあ、庶民にとっては値上げです。実は私も喫煙者ですので、値上げは「痛いっ!」というところですが、世間の一部で値上げに反対している人達には同調できません。

そもそもタバコや酒は庶民の楽しみなどというものではなく、余剰資金によって手に入れるべき嗜好品であり、その贅沢を嗜めること自体が特権階級にあるものだと私は常々考えております。特権階級にある人種には当然その代償として一般階級より多くの納税が義務付けられてしかるべきであります。そして、実はタバコなんぞはさしたる高額商品ではなく、私のように1日一箱程度の喫煙者でも280円の出費、月額で8千円強、年額で10万円強・・・年収300万円の人であっても所得の3%程度、年収1千万を超える方には1%未満の出費でしかありません。

そして、そのパーセンテージが「大きい」と考えるなら答えは簡単で止めれば良いのです。何しろ嗜好品、贅沢品であるわけですからそれをやめて節約するのは「生活が厳しい」と仰るなら当然のことであります。また、今回行なわれる値上げを1日一箱の計算で言えば年額でせいぜい7千円です。毎年7千円貯金したらどうのこうのと仰るなら・・・もう一度言いますがやめれば毎年10万円貯金できるようになるはずです。何しろ嗜好品なんですから無くても生活に困るわけではありません。

更には・・・喫煙という行為で周囲の人に迷惑をかけていたり街が汚れる原因になっていたり火事の原因になっていたりというところで実は社会に迷惑をかけていることを忘れてはなりません。その迷惑をたかだか年間10万円で許していただいた上で好きなことをさせていただいているのですから感謝しなくてはなりません。「これを機に禁煙する」方は是非禁煙していただけば良いことです。私は値上げを理由にタバコをやめるなどという情けないことはせず、また、買いだめをしておくなどという潔くない行動もとりません。仮にタバコ一箱が千円になっても喫煙しつづけるでしょうし、全く他の要因である日突然禁煙することもあるであろうと考えております。