頑張れ!歪んだ愛国者よ!

とうとうワールドカップとかいう社会現象が始まってしまいました。以前にも書きましたが、純粋にサッカーを好きでサッカーの試合そのものを楽しみたい方々に対しては同意こそすれ反感は一切持っておりませんが、騒ぎたいだけのバカには辟易しているので「始まってしまった」という表現になります。何しろ、純粋なサッカー好きは今大騒ぎしている中の一割程度の人でしかないのですから。

それにつけてもサッカーファンではなくお祭りファンの多くが何を好き好んで彼の地まで行き、頬っぺたに日の丸をペイントし時代錯誤表現である"Samuraiナントカ"色の衣裳を身にまとって騒いでいるのか・・・騒ぎたいだけだったら高い航空運賃を支払ってあんな遠いところまで行かなくても良いのに・・・まあ、きっとその、「世の中の大多数」と私の感覚がずれているだけなんでしょう。

メディアでは「国民の誰もが待ち望んだワールドカップ」などと平気で表現します。少なくとも私は待ち望んでいないので、メディアが間違っているのか私が非国民なのか・・・と白黒つけないまでも決して待ち望んでいたわけではない人の数は「取るに足らない比率のマイノリティ」という扱いをうけているようです。これまた腹立たしい・・・

安保条約は軍国主義への一里塚であり、自衛隊は廃止すべき、国防などという言葉はあってはならないはずの平和論者の皆さんがここへきてサムライだとかヤマトダマシイだとか本当に時代錯誤の表現を喜んでしております。単にお祭りファンであることはわかっていますが、その連中があたかもサッカー通であると自分で思い込み、この瞬間だけは亡国の民の分際で「にわか愛国者」になるのだから楽しいものです。間違っていても結構。愛国心を学ぶには、まずはカタチから入りましょう。瞬間的にでも結構ですから、そうやって一歩でも「真の愛国者」に近づいてくださればそれで善しといたします。