バカは繁殖力が強い

少子化が叫ばれております。とんでもない衣裳で鮮烈でビューしたという自爆行為ではありましたが、メディアの辛辣な評価を受けている我が尊敬する猪口邦子先輩が少子化対策大臣とかいう職につきました。そのポスト自体が一体どのようなものなのか私の脳味噌ではあまり理解できておりませんが、なんだか私が尊敬していた猪口先生が「若者よ!もっとセックスをしなさい!」と言う立場になったような妙な気分です。

セクハラ発言ではありましょうが、子供を作るには性行為は不可欠。そして、最近では「できちゃった婚」とやらが流行っており、物事の順序が理解できていない人が多い様子です。結婚するまで純潔を守れなどという話は到底私には語る資格は無いという青春時代を過ごしましたが、最低限、生まれ来る子供のことを考えると、行為に及ぶにしても「避妊」というコンセプトだけは持っておりました。

出来てしまった子供を堕胎せよとは間違っても言いません。むしろ出来てしまったという表現が不適切であり、授かったものであるはず。例え未婚であったとしても、未成年者であったとしても生命体としての責任としてその次世代の生命体を愛しみ育むことは「権利」ではなく「義務」であるべきです。その義務を果たせる最低限のレベルを考えるからこそ婚姻に関わる年齢制限の法律が存在しているはずです。残念なことに、日本は性教育に関しては世界でも希に見る後進国だそうで、性行為に関する知識を有する前に本能で行動してしまうより動物に近い若者がこの「できちゃった婚」をあちこちで横行させているというのはあまりにも穿った見方でしょうか?

結果、知識層における見方は「我々はそんなにバカではない」という潜在意識が徐々にはびこり、すなわちそれが晩婚化への原動力ともなっている部分があると思います。バカは後先考えずにセックスをしてしまうので早いうちに結婚し、子供を作る・・・知識人はそんなに簡単に結婚しない・・・というイメージが強くなると、気がつけば結婚する或いは子供を作るのはバカであると思い込んでしまうのでしょう。そのため自らを知識層と考える人間が結婚しない或いは晩婚化していき、そのレベルが徐々に低い層に降りてくる、そして、なんといってもバカは社会的体裁や道徳心を持ち合わせていないので当り前に繁殖していくわけです。知的上流階級にいる人間には未来の人類の為にその優秀なDNAを残すという崇高な目的のため繁殖することに対しもっと義務感を持って考えていただき、且つ行動に移していただきたいものです。