カネ返せ!と言う投資家さんへ

ライブドア事件関連で、ライブドアの株主さん達が集団訴訟をお考えのようです。株式投資というものには私は全く興味がありませんし、私の周辺には血走った眼でパソコンに向かって一喜一憂しながら株の売買をしているような方はいませんので、身近にその「集団」に所属している人はひとりとして存じ上げませんからどのような方々なのか少しばかり興味を持ってしまいました。

まず、株式というものに対する考え方が私とそういう皆さんとでは違うのでしょう。額に汗して、爪に火を灯して稼いだ、或いは貯めたお金を全て丁半博打や競馬につぎ込む人はあまりいないでしょう。いたとしても世間的には「駄目な人」でしょう。では、株式とは何かと考えますと、まさに馬券を買うのと同じ行為ではないでしょうか。個人投資家と称する方々は「株式と博打は違う」と仰いますが、私から見れば同じものです。様々な要素によって株価は上がったり下がったり、時にはゼロになったりするわけで、そこに投資したお金が増えたり減ったりするのは当然のことです。

その様々な要素の中には「経営陣の不徳の致す所」も含まれるはずではないでしょうか。経営者がその手腕の足りなさにより事業での失敗をして株価が下がった場合でもこういう訴訟をしたがる個人投資家の皆さんは同様な訴訟を起すのでしょうか。あくまでも自分の持っているお金を人任せにしているのですからどうなっても仕方の無いことでしょう。そして、株価が上がった場合は自分の投資家としての手腕によるものだと錯誤してはいませんか?なんともムシの良い話でして、儲かったら自分の実力、損をしたら経営者の責任という図式が存在しています。株価が下がった理由に問題があるというご意見はあるでしょうが、つまりはライブドア関連でも所詮は経営陣の不徳の致す所」で、経営者の手腕が足りなかっただけというところに帰結するはずです。

当初述べたとおり、株式投資というものに興味がありません。それは博打に興味が無いからですと言うと嘘で、自分が独立し、会社を経営していこうと考えたこと自体が私にとっては最大の博打であり、最大の株式投資であります。余剰金があってもそんなものは他人任せの株式なんかに投資するほどバカではなく、自分の会社に投資し、自分の会社を大きくしていくことのみを考えております。他人任せにしているご立派な投資家さん達に言いたいのは、貴方達は自分が馬券を買ったら落馬してしまい、その払い戻しが無いので騎手を訴えているという程度のことでしかないんじゃないか?ということでして・・・これまた反論されそうですが、私にはそういうふうにしか見えません。