これも詐欺?

振り込め詐欺架空請求等が横行しております。騙す方も悪いが騙される方にも問題がある場合が多く、事故等で即座に何十万円もの金額を必要とする事態には陥らないと冷静に考えるべきでしょう。架空請求振り込め詐欺よりも巧妙なものが多く、また、支払いやすい金額である場合が多いので、ネットの世界では毎日、合計すれば天文学的な金額が請求されているようです。

私の場合、1日に1件か2件、アダルトサイトの料金未納であるからして明日までにいくら支払えと言った内容のメールを受け取ります。大抵2〜5万円の話ですし、男性であれば一度はそんなサイトを覗いた経験があり、間違って有料ページを見てしまったのではないかという不安に駆られるなどして、文面中、「もし明日までにお振込みの無い場合は集金に伺います。」などという柔らかい脅迫文がついていますから職場に来られたら恥をかくと言う事がつい頭を過ぎり、支払ってしまった人なども世の中には多くおられるのでしょう。ちなみに、私は一度も支払ったことがありませんが、未だにご集金の方が来られたこともありません。

アダルトサイトとは関係ありませんが、世の中にはNTTとKDDIの代理店というのが相当数存在しているようで、週に2〜3回その代理店さんから電話がかかって来ます。契約すれば電話料金が安くなります、直ぐに書類をお送りしますが・・・というお話ですが、電話会社というものはこうも頻繁にサービス内容を変更しているのでしょうか。これらの業者が横行しているのは前述の悪質な詐欺と比較した場合、言わば「軽微な詐欺」と感じてしまいます。

何故に彼等は電話で営業しているのか、そして、いかにも電話会社の人間であるかのように振る舞い、電話回線の契約形態を変更しなくてはならないような表現をするのか。これらに対して、本家であるNTTやKDDIはどういう対応をしているのかが疑問です。大体において代理店という名前を乱発しすぎなんじゃあないですか?というのが私の考え方で、電話の契約に関しては本来NTTナントカとかKDDIナントカという名前のついた業者以外は扱えないくらいの対応が必要でしょう。一般の人が○○の代理店と言われたときに、それは正しい業者であると判断してしまうのは当然でしょう。電話会社はそのシェアを広げるために誰にでも代理店をやらせてしまい、そのまた販売店が多々存在し、これでは結局マルチ商売と何ら変わりはありません。民営化も時代の流れとはいえ、電電公社の頃のほうが余計な営業電話に無駄な時間をとられずに良かったと感じております。