まずいところに並んでしまった

生来、並ぶという行為が大嫌いです。子供が出来てからはいくらか緩和されましたが、それにしてもファミリーレストランなどでリストに名前を記入して待っているという行為は我慢できず、ちょっとでも混んでいると「他の店に行こう」などと言ってしまうものですから、家族には「お父さんと一緒にご飯は食べに行きたくない」と言われっぱなしです。

日本人、特に関東の人はこの並ぶという行為にあまり抵抗感を示しません。まあ、お行儀が良いということなのでしょうが、私にとってはその無駄な時間というものが我慢できないだけです。そんな性格ですから、特にスーパーマーケットのようなところのレジで並んで待つのもいらいらしている状態に陥ります。

過日、仕事場近くのスーパーマーケットで、昼食用にパンをいくつか手にとり、レジに辿り着きました。3箇所のレジが稼動しており、右側とまん中には4人が並んでおり、左側は3人・・・そして、並んでいる人々の買い物篭の中味の分量は、左側のうち二人は溢れんばかりであるのに、右側の列の人達のうち二人は片手に一品か二品手にしているだけですので、脳味噌にプログラムされた「並ぶ時間を最短にするシステム」が稼動し、右側の列に並びました。ところが、これが大失敗。その時点で私の前にいたババア(敢えてババアです)の順番が来て、5〜6点の買い物がレジのバーコードリーダーを通過した後、「あ、これ、やっぱり要らない」とぬかし、どうやら新人パートであろうレジ係はしばらく悩んだ後、再度その入力を開始。そして、やっと、「○○円です」となった段階で、ババアはやっとハンドバッグから財布を取り出し、1万円札を出しやがる。レジ係が受け取り、端数を支払う意思があるかどうか確認するもほぼ知らん顔の後、レジ係がつり銭を渡そうとする段になって、「あ、細かいの32円あるから・・・」とまあ、こんなことになりまして、ふと隣のレジを見れば、私よりずっと後に並んだ人が無事通過しているところです。

時間との闘いが無い、のどかな人生を送っていらっしゃる方々はそれで良いのでしょうが、つまりはそれは無駄な人生でしかない。某都知事が世の中を悪くしたのはババアと仰っているが、そのババアの意味は、前述のような人種であり、オマエひとりがのろのろしているために多くの人が迷惑するんだという場合に使用したいと私は考えます。余裕を持って生きろ・・・だぁ?人生という時間は限られているんです。私は、その限られた時間は1秒でも無駄にしたくありません。