舌足らず

「オマエは口数が多くて言葉が足りない」と良く先輩に言われます。言い得て妙であると感じております。確かに私は人より1〜2割早口で喋り、余計な単語を並べ立てていると思いつつ、むしろそういう言葉の煙幕で自分のレトリックを組み立てて誤魔化していることが多いと思います。

ただ、滑舌*1に関しては比較的自信がありまして耳障りな発声はしていないだろうと自負しております。それにひきかえ、最近のブラウン管に登場する人々の発音、特に女性タレントの声を耳にするにつけ妙に腹が立っているのは私だけでしょうか?まあ、多くの男はロリコン趣味*2であり、女はその気を引くために相手の好きそうな態度をとっているのでしょうから、タレントさんはそれで善しと致しましょう。許し難いと私が感じるのは「女子アナ」と称する不必要な存在の方々です。

彼女達は本来一般視聴者の為にニュースをはじめ、いろいろな情報を伝えるのがその業務の主たるものであるべきなのですが、妙に舌足らずな、発育途上の幼児が喋っているかのような声で喋り、情報伝達における重要部分を忘れ、自らを「可愛く」見せることに懸命になっているように感じてしまいます。その結果、真剣に伝えるべきニュースまで幼児のようになり、世の中の不合理が笑いで茶化されているような錯覚にとらわれてしまいます。奴等(だんだん表現が厳しくなってきていますが)の読む殺人事件のニュースは女学生が電車の中で「ねぇねぇ、○○市でヒトゴロシがあったんだってよぉ〜」「うぁ〜!こわぁ〜い」という会話のように聞こえます。

昔のアナウンサーは男性も女性もそんなじゃあ無かったのになぁ・・・不必要な演出は無く、ニュースというものは淡々と伝えられ、事実のみが伝わってきていたのに、最近では、何らかの勘違いでニュースを読んでいる馬鹿タレントがコメントまで挿むものだからアナウンサーの皆さんまでその真似を始めてしまったのでしょうか。記録映像などで流れる私が生まれる前のアナウンスが実にフラットな響きの中、淡々とその情景を物語っているのが何故か一番心地よいと思ってしまう・・・そういう年齢になってしまったということなのか、それとも私の耳の構造が悪いのか、どうちらかがわかりません。

*1:本来「滑舌」という単語は放送業界用語で、上手に話すことを示しています。よって「滑舌が良い(悪い)はヘンな表現だそうです

*2:「若い方が好き」ということは既にロリコン趣味であると私は考えます。