○○が言っていた

20世紀が終る頃から(と書くと格好良いと思って使っておりますが)私のライフワークとして、「昭和の戦犯」という本を書いてみたいと考えておりました。「日本をダメにした九人の政治家」という浜田幸一氏の著書(多分1993年)がありましたが、少なからずその辺に影響されています。

一般に、日本をダメにした戦犯というと、政治家が槍玉にあがりますが、私から見ると、政治家は100の善行を積んでもちょっとした悪行を報道されると命取りになっている場合が殆どでは無いかと思います。また、政治家を選ぶのは国民であり、民主主義に則り選挙で支持されたから政治家になれるわけですから、少なくともマジョリティーに推された人が政治を掌っているはずです。

さて、その「昭和の戦犯」として記されるのは誰ですか?と仮にインタビューされたとしても、未だ全てを書き終えていないので多くを語りたくはありませんが、多くはメディアに識者として露出している方々であることは間違いありません。本日の表題「○○が言っていた」の○○に当てはまるのは概ねここ20年ほどの「ニュース」という文字を含めた番組で「キャスター」などという形で出演する人物が入ります。これらの番組はニュースとは似て非なるものであり、キャスターと呼ばれる方々は実は単なる芸人であることに気がつかない人の数は今や9割を超えているだろうと私は推測しております。20年前からそんなことを言いつづけてきたのですが、やっと最近になってメディアの嘘が多少なりとも取り沙汰され始めましたが、所詮はそれも彼等の手口ではないかと危惧している人は現代社会において変人と呼称される私を含めた少数派でしかありません。

常々、「○○が言っていた」という話をされると、「じゃあ、○○が言えばオマエは死ぬのか?」と問い掛けますが・・・むしろ○○様が人殺しであると私は常々言っております。「鳥インフルエンザ」で命を落とした人は養鶏業を営んでいた会社の会長夫妻だけであり、それは報道の行き過ぎによるものであったと発言したメディアがどこかにあったでしょうか?それ以前にも偉大なるキャスター様達は多くの方々の命を奪ってきたのに、そのことすら私たちは気がつかずに今日もまたテレビを見て「ふ〜ん・・・」と言いつつニュースと称するバラエティ番組を見ているわけです。