不思議な敬語とテレアポ業者

若者用語に関するそれこそ「はてな」を常に題材にして過去の雑文を書いてきた身であるからして、この際、気になった「不思議な敬語」等を羅列してみようと思います。たまたま、たった今、テレアポ屋さんと思しき方から素敵なお金儲けのお誘いのお電話を頂戴したところですので・・・

よろしかったでしょうか
いきなり「社長様でよろしかったでしょうか」なんぞと言われるとどう対応すべきか悩みます。「よろしい」かどうかはこちらで決めさせていただきたい。ましてや、過去形であるということは、私はたった今、社長を解任されたのだろうか・・・と小心者ゆえ悩んでしまう次第で・・・というのは冗談としても何故に過去形なんだろうという疑問は常につきまとっております。ついでに言うと本日のお電話の方は「投資関連のご案内だったんですが・・・」とこちらも過去形でした。「と、言うことは、これで終了ですか?」と返せば良かったのでしょうか?
御社様
あくまでも敬語の重複ですね。「御社」で既に敬語ではないのでしょうか?まあ「殿様」とか「社長様*1」のように様が付いてもあまり違和感の無い場合もありますが、なにやら誉め殺しのようで気持ちが良くありません。「御社」のアクセントも頭にあるのが正しいと思うのですが・・・音階にすると、本来はミドドであって欲しいのですが、それがドミミになるのが流行している様子。「御社様」の場合はドミミミミと、後半がやけに平になっている場合が多いと感じております。先ほどの電話では「御社様におかれましては・・・」という表現で、ワガシャは相当に持ち上げられているわけですね。だったらワガシャに投資したらどうなんですかねぇ・・・
お忙しいところ申し訳ありませんが
私が忙しいかどうかご存知なのでしょうか・・・どこかに隠しカメラでもあるのかな?でも、そんなに忙しくは無く、ぼけーっとしていたのに・・・と、むしろ皮肉に聞こえてしまいます。まあ、前述のようにお褒めいただけるようなカイシャですからそんなに忙しくしなくても儲かって儲かって仕方が無いんですけどね・・・

たった一本の電話、しかも、こちらは、「はい」を3回か4回、そして「興味ありませんので・・・」だけで切ってしまった電話なのにこんなに素材を提供してくれるなんて・・・こんな電話が一週間で10件以上かかってくるということは、ワガシャは一流企業であると皆さんが思っておられる証拠なんでしょうかねぇ・・・・

*1:本来はこれも敬語の重複