雑文の闇鍋

およそインターネットなんぞというものが社会的に認知されておらず、それでも一応はウィンドウズ95という画期的なOSが世間に出回りはじめた10年前から、言葉に関する雑文をベースにしたウェブページ(*1を開設・運営いたしておりました。当時、せいぜい30万人とか50万人であったネット接続可能な人種からはそれなりの賞賛と批判を受けていたページの「主宰者」であったわけですが、昨今では猫も杓子もインターネットで、元々平和であったこの仮想空間もメディアと愚民に翻弄されつつ、とはいえ社会的に認知された存在となってきたものであると感じております。

と、こう書き始めたところで、実際、「オレはオマエ達よりずっと前からこの空間で生活しているんだ」と惹かれ者の小唄にしか見えないあたりがこれまた時代の移ろいというものでしょうか。元々、「イマドキの日本語」「イマドキの日本人」といったテーマであくまでも社会批判ではなくその「イマドキ」の傾向と背景を分析したくてそんなページをやっていたわけですから、1999年以降ほとんど更新もせずにごく一部の「ファン」の皆様にお叱りを受けていたことを反省し、これからは時代に合わせたBLOG形式のものをはじめてみようと思い立ったところです。

当初使用していたHN(これも昨今は死語となっておりますが、ハンドルネームといい、ウェブ上での仮名を指していたと記憶の片隅にあります)をこの際、変えてみまして・・・「胡塞齋」と名乗ることにいたします。一時期、「烏捉齋」を使用しておりました。読み方は「うそくさい」・・・即ち嘘臭いということで、これはこの仮想空間のみならず、現実社会でも私をして皆さんが「オマエの言うことは嘘臭いんだよ」と言われているところに起因しております。

どのみち世間の皆様同様気が向いたときに不定期的に思いつくままを書き綴る類の自己満足の世界で生きていくわけですから、基本的にはテーマは雑文。そして、内容はなんでもアリ且つ何があるかわからないというところから闇鍋であろうと思われます。さて、どうなることやら・・・・

*1:正式表現としては「ホームページ」というのは所謂トップページであり、現在、日本国内で安直に使われている「ホームページ」ではないので、敢えて私はこの表現を使用しています)