「イスラム国」を批判せず政権を批判

ここしばらく、「イスラム国」(以下、政府見解を尊重し、ISILと記載します)の人質事件がトップニュースとなっております。この報道のメディアの態度について批判しようとしたら、自称:唯一の良識を持った政党であるはずの共産党衆議院議員大先生ともあろうお方がとんでもないアンポンタン発言をしてしまい、むしろそちらに絡んだ話になってしまいそうです。なるほど、キョーサントーの良識と言うのはそういうレベルなんだと考えられてしまうのなら、愚生が「本来は相当な論客であるのに愚民のカシラをやっているとはもったいない」と考えている志位氏や穀田氏が気の毒でなりません。

メディアというのは、命懸けで真実を報道している・・・という演技をしており、そこによく登場するジャーナリストと称する人種はごく一部を除いて、スクープという商品、すなわち、「原価ゼロ」と引き換えに莫大な報酬を得ている詐欺師に過ぎません。そんな詐欺師のひとりが、大博打を仕掛け、ISILに囚われていると思われる、未だ大人になりきれず戦争ごっこをしている「友人」を助けに行くという「全米が涙した超スペクタクル映画」を作りに出かけたところ、まんまと相手側の捕虜となり、今度は身代金等の「道具」として使われるようになってしまったようです。

ISILは実に良く日本の糞蠅メディアの性質を研究しています。我が国のメディアは、「断固としてテロに屈しない」等の表現をそのまま軍国主義に結び付け、全ての責任が政権にあるかのように報道します。そこで彼らは、身代金或いは自分の側の人質解放を求めるメッセージに我が国の政権批判を促す調味料を加え、交渉を優位に運ぶとともに彼らの組織に共感する愚民を一人でも戦闘員としてリクルートするきっかけを作っているわけです。本来ならば、我が国の愚鈍メディアに携わる連中がそこにまんまと引っかかり、最終的には「政権が悪いからISILがこのような行為に及んだ」と持って行くところだったはずですが、じわじわとそのようなシナリオを進めているうちに、キョーサントーのアンポンタンが余計なことをツィッターでやらかしてしまったので、その非国民行為に及べない状況に陥りました。アンポンタンの報道もかなり控えめにやっているようですが、所詮はサヨクメディア・・・他の人に先を越されると身動きがとれなくなるようです。

ここで、再度はっきりさせておくべきことは、ISILは独立した国家でも正当性のある宗教団体でもなく、単なるテロリスト集団であり、人類の敵であるということです。20年前のナントカ真理教なる連中となんら変わりなく、無辜の民の命を奪い、無知で愚かな民をたぶらかしてその戦闘員(特攻隊員)として洗脳し、人類を滅ぼそうとしているのです。ここは、ひとつ、真っ当な人類の方々・・・そして、キョーサントーでも糞蠅メディアの方々も含め、「真実」に目を向け、本来の「敵」と共闘することを考えてくださることを伏してお願いする次第であります。

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