消費増税祭

４月１日より消費税が５％から８％に値上げになりました。まずは、国家の税収増になりますので、めでたいことであると考えます。そもそも、先進国の中で、消費税・付加価値税等の比率が一番低いのが我が国。そして、国家財政としては債務超過でいるということですから、お父さんが毎日汗水垂らして働いている所得をお母さんが高級ランチとブランドバッグに浪費し、高い学費を払っている大学生の子供たちはバイトをしてそのお金はビタ一文家計に入れず、アイドルのオッカケに遣っているご家庭と似て非なるものです。

それにしても、３月３１日にテレビのニュースでインタビューを受けている人を見て呆然としたのは・・・ガソリンスタンドから出てきた車の運転手さんに対するものでしたが、「１０リッターも入らなかったけれど、増税前に入れておかなくては・・・」と言いつつ「２０分も並びました」だそうです。確かにガソリン代金の税金というのは屋上屋を架すもので、ナントカ税やカントカ税に更に消費税が加わるのでリッターあたり１０円程度の値上げになりますから、１０リッター入れたら１００円の節約・・・の為に２０分を費やしたということは、この方の時間給は３００円という高額なものになります。

また、トイレットペーパーを大量に買われた方もおられたそうで、スーパーやドラッグストアの店頭がガラガラになったとも伝え聞いております。大量に買ってもせいぜい３千円程度でしょうから、そこで節約できた増税分は１００円程度のものですね。何とも素晴らしいコスト意識をお持ちである方々が多いことか・・・この国の未来は明るいとしか言いようがありません。

こういった行動様式・・・値上げ前に買い溜めをするとか足りなくなるというと行列を作るとかの行為は、震災の時や古くはオイルショックなどの時にも見かけましたが、どうやら、我が国の愚民の皆様はこういった買い溜めやら行列やらを楽しんでおられるようにしか見えません。即ち・・・今回は「消費増税祭」が行われ多くの愚民達がそれを楽しんだということでしょう。煙草の買い置きしましたか？と問われましたが、当然、私はそんなことはしておりません。今までより１本１円、余計納税できる上に、死期を早め、無駄な国家の福祉を受けないで済むようになる喫煙行為に勤しむことに愛国者としての矜持を示すことにいたします。

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